わかば通信 2018年1月号

3歳までは本能磨きに集中しましょう

3歳までは脳の神経回路が発達していないので、
無理な学習は脳への負担となってしまいがちです。
さらにお母さんに厳しく叱られたりすれば、自己保存の本能が働いて
学習そのものを嫌いになってしまいます。
脳神経細胞が持つ本能は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つです。
人間の脳は「生きたい」「知りたい」という本能から科学を生み出し
「知りたい」「仲間になりたい」という本能から文化を生み出し、
「生きたい」「仲間になりたい」という本能から宗教を生み出しました。
3歳までの子どもの脳にももちろん生まれながらにしてこの本能があります。
これらの本能から「競争したがる」「真似をしたがる、やりたがる」
「お母さんや兄弟など身近な人と仲間になりたがる」という特徴を示します。
「走ろう!」と声をかけてもぐずぐずしているとき「あそこまで競争しよう!」というと
やる気を出して走ったりします。また過剰な知識の詰め込みは嫌がりますが、
「ちょっとだけ新しいことを覚える」のは喜ぶものです。
本能を鍛えるために「〇〇したがる」という特徴を上手に活かして、
お母さんが仲間になりながら、一緒に「競争」や「ちょっとだけ知る」という体験を
積ませましょう。そして子どもが嬉しくなるように
気持ちを込めて会話をして、たくさんほめてあげることが大切です。

次回授業は2月13日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年12月号

0歳から3歳が成長の黄金期

人の能力や性格は、遺伝や血統によって決まるのか、
それとも生まれた後の教育で決まるのかがよく論じられてきました。
今まではこれと言った結論は出ず曖昧なままでした。
しかし近年になって、大脳生理学や遺伝学の研究が進み、
これまで遺伝的な要素が強いとされてきた人間の能力や性格が、
実は0歳から3歳ぐらいまでの幼児期に
大きく形成されることが明らかになってきました。
つまり生まれつきの天才や劣等生などは存在しないのです。
生まれてから3歳くらいまでの間に、人間の能力や性格は
ほとんど決まってしまうのです。
ですから、この時期の親の関わり方が非常に大切なのです。
環境を整え、たくさんの言葉をかけ会話をし、スキンシップをして
大きな愛情で育んでください。

次回授業は1月9日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年11月号

我が子を他人と比べない

親が我が子を見る時、他の子どもを見るより厳しくなりがちです。
我が子のいいところよりも、悪いところが目につき気になってしまうのは
「我が子にもっとよくなってほしい」という親心の表れです。
幼児期は生まれ月によって成長に驚くほどの差があります。
でもほぼ同じ時期に生まれているのに
「あの子はできるのに、自分の子はまだできない」ということも
ごく当たり前にあることなのです。
ところが親としては、それは「我が子が劣っている」という
証拠のように思えて、不安でいっぱいになってしまいます。
言うまでもありませんが、子どもの発達には個人差があります。
歩き始めるのが早い子がいるように、文字に興味を持ち、
読み書きができるのが早い子どももいます。
しかし読み書きや数を覚えるのが早かったことが
将来「頭のいい子」に育つことを保証しているわけではありません。
その子なりの時期が来れば、子どもは必ず身につけていきます。
他人に基準を求めるのではなく、その子自身の育ちぶりを基準にし
比べることなく成長を見守っていきたいものです。

次回授業は12月12日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年10月号

子どもを「本好き」にするには

本は新しいアイデアを思いついたり、可能性を広げたりしてくれます。また時には人生にひらめきを与えてくれます。そして子どもが小さい頃には、親子の絆を楽しく育む手段でもあります。
会話も新しい言葉を習得するのに大切な方法ですが、獲得できる語彙の量は読書の方が優っています。子ども向けの本には、大学教育を受けた大人が会話で使う語彙の2倍近くが使われていることが多いです。
語彙力があると学校の授業の理解力が上がります。読んでいる「言葉の意味」よりも読んでいる「内容」を理解する方に多くの時間を使えるからです。
子どもを「読書好き」に育てるには、小さいうちからたくさん話しかけること、そしてもちろん、たくさん読み聞かせをすることです。
1日20分でもテレビを消して、また就寝前に読み聞かせの時間を作ってください。

次回授業は11月14日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年9月号

最大の欲求「安心感」を満たしてあげましょう

子どもの最も強い欲求は「親と一緒にいる時に安心すること」です。
とくに小さなお子さんは、自分がいる環境に敏感です。
ですから安全で愛に満ちた情緒が安定する環境を作ってあげることが大切です。
子どもの脳には、ストレス反応システムがあります。安全な環境にいることでそれが健全に発達し、効果的に機能して、必要に応じてストレスホルモンを減らしていくのです。そして学習や理解に必要な神経回路が守られます。
逆に家庭内で激しい対立が起こる環境では、ストレス反応システムが損なわれ、常に警戒態勢をとるか、ストレスへの反応が鈍くなりすぎるかのどちらかになります。
安心・安全な環境でこそ、脳は成長していくのです。

次回授業は10月10日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年7月号

幼児教育って!

幼児教育、早期教育というと、すぐに小学校の「お受験」を連想される方も多いようです。しかし幼児教育は決して小学校受験のためにあるものではありません。
子どもたちが年齢相応の考え方を身につけ、より良く生きるための下地を作るもので、小学校に入って集団の中で行動し、授業を理解する力をつけるためのものなのです。
子どもは生まれてから寝返りをし、ハイハイができるようになり、立ち、歩いたり走ったりできるようになります。身体は目に見えて少しずつですが成長していきます。
知能も同じなのです。目に見えなくても日々伸びているのです。
意識的に働きかけることで伸びていく知能に手を添え方向を示していくものです。
自然の成長を見守りながら、まだ知らないことと、できないことをほんの少しずつ負荷をかけて知らせていく、経験させていくことで、子どもは目を見張るほどの成長をするものです。それは将来、小学生、中学生、高校生へ…と進んでいく過程で大きな力となって子どもの将来を輝かせるのです。

次回授業は9月12日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年6月号

親の働きかけで「遊び」が「学習」に

幼児期のお子さんは、日々さまざまなことに出会い刺激を受けています。
これらの経験がすぐに、小学校からはじまる学習につながる基礎学習になるのではありません。子どもは遊びを通してさまざまな発見をします。
しかし、それは残念ながら見えているだけなのです。例えばいくつかのミニカーを並べて遊んでいたとします。その時偶然同じ台数で2つの列ができたとしても、子どもは「きちんと並んだ」としか考えないかもしれません。このとき「ミニカーのかたまりを2つに分けることができた」と気づかせてあげることが大切なのです。
「2つに分けれたね」。さらに数を増やして「いくつずつに分かれた?」「今度は3つに分けてみようか」などと声をかけ、子どもが考えて取り組む状態をつくってあげることで基礎学力になるのです。
毎日出会う刺激に、親がちょっとした意識付けをしていくことで子どもは心にとめ、勉強につながる多くのことを発見していくのです。

次回授業は7月11日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年5月号

指先を使いましょう

指先を使って細かい作業をすることで、脳が刺激され知能が発達することは広く知られています。たとえば将棋や囲碁など、最近は同じルールでパソコンなどを使っても遊べますが、この場合だと脳の一部しか活動しないのに対し、実物のコマを動かしながら遊ぶともっと広い範囲で脳が活動することがわかっています。
脳の発達に手先を使うことが欠かせないのは、こうした理由があるからです。幼児期にはまだ手先を自由自在に使うことができません。でも親の手を借りずにボタンをとめたがったり、時間がかかっても靴を自分で履きたがったりします。どうしても時間がかかるので親のイライラがつのるのですが、こうした作業が子どもを賢くしてくれるのだと思って、できるだけやらせてあげたいものです。ただ出かけるたびに待ってばかりはいられません。そこで日常動作の練習をしつつ知能の発達を促してくれる遊びをしましょう。特別な道具はいりません。ご家庭にある不要になった洋服のボタンかけ、新聞紙を丸めたり、やぶったりは指先の力をつけるのに大いに役立ちます。

次回授業は6月13日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!

わかば通信 2017年4月号

「頭が良い」は「生きる力」

時代は変わっても親は子どもに「頭の良い子に育ってほしい」と願っていることでしょう。ただ一口に「頭がいい」といっても、それは時代と共に価値観は大きく違ってきていると思います。祖父母の時代は「頭がいい」と「大学卒」はほぼ同じ。親世代になると「有名大学の出身」であるかどうかが頭のよさの判断材料になっていきます。でも少子化が進み、大学全入時代になった現在では、大学のレベルで頭の良し悪しを判断することは少なくなったのでないでしょうか。
それよりも、どんな場面でも臨機応変に対応できる柔軟性、予想外の出来事に際して瞬時に最適な方法を選択できる判断力、そして周囲の人と協力し合って最大限の結果を出すことができる協調性があることで「頭が良い」とされるようになってきたのではないでしょうか。
たとえ勉強ができて試験でいい成績を修めたり、高い偏差値をとることができても、柔軟性や判断力、協調性がなければ社会の役に立つことは難しいのです。ですからこういう力が「生きる力」と言えるのです。この「生きる力」は小学校へ上がる前の乳幼児期の日常生活や遊びなどの体験を通じて育まれていくものです。「頭の良い子になってほしい」=「生きる力を身につけてほしい」と願うなら幼いころから様々な経験をさせることがとても重要なのです。

次回授業は5月9日(火)
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わかば通信 2017年3月号

話しかけるたびに子どもは賢くなる!

3歳までにたっぷり言葉を聞いた子どもは、語りかけが少なかった子どもに比べて、語彙力とIQが高く成績が良くるという研究結果があります。脳は顔と顔をあわせて対面でのかかわりによって刺激を受けます。
ですから、会話を横から聞くだけでは子どもの語彙力に大きく貢献しません。CDやビデオを流すことと同じです。お子さんの顔を見て、優しく語りかけることがポイントです。話しかけられる回数の多い子どもは脳が活性化します。特別な会話でなくていいのです。「洗濯物をたたむね。」「さあ、お出かけしましょう。」「スーパーに行って〇〇を買いましょうね。」「今日はいいお天気で光がまぶしいね。」「赤いお花がさいてるね、あれは〇〇よ。」などなど・・・
家庭環境によって子どもが聞く単語数には大きな差があります。少ない家庭では1時間に600語程度ですが、多い家庭では2100語もあります。単語数の多い家庭では4歳までにおよそ3100万語の語りかけを受けていることになります。少ない家庭では900万語ほどです。これでは子どもの語彙力と会話の獲得に遅れが出て当然です。この差はのちの学習力にも影響します。4歳以降の語りかけでは残念ながら語彙力があまり増えないという結果もあります。ですから3歳の時点での言語能力から、9~10歳の言語能力が推測できます。語彙力は全ての学習の基本です。お子さまへの語りかけを楽しみましょう。

次回授業は4月11日(火)
お友達やお知り合いをお誘いください!